インクジェットコラム

InkJet技術に関する誤解 【No.2】 インクジェット技術はここ最近の技術である

インクジェット技術については、技術情報があまり公開されていないこともあり、多くの誤解された内容を耳にします

インクジェット技術はここ最近の技術である

インクジェット技術の歴史を遡ると、今日の原形に近いものが発案されてから既に40年以上の歴史があります。この歴史を大きく分類すると次の4期に分けることが出来ます。

黎明期:1800年代後半

コンティニュアス方式の基礎となる理論発表。この頃から、噴射された液滴の応用研究始まる。ピエゾセラミックスの圧電効果が発見されたのもこの頃です。

第1期:1960~1980年

大手電機機器メーカーの多くがピエゾ方式のインクジェット技術に注目し、インクジェット技術を文字の出力用途として応用すべく研究開発に着手した時代です。しかし、オンデマンド方式でこの時期に製品化までたどり着き、品質面で満足のいくものを商品化できた企業は1社もありませんでした。唯一コンティニュアス方式だけは実用化がすすみ、今日では製造年月日や賞味期限、消費期限のマーキング用途に利用されています。何社かは、ピエゾ方式に見切りをつけ、サーマルジェット方式の研究に着手しました。

第2期:1981~2000年

第1期で、殆どのメーカーがインクジェット技術のハードルの高さを理解し、研究開発を断念した中、現在インクジェットプリンターで市場を独占している数社がその後も研究を継続しました。その結果、サーマルジェット方式は1984年頃、ピエゾ方式は1993年頃にプリンターの製品化に成功しました。その後、PCの普及に伴い2000年前後に、カラープリンター全盛期を迎えました。しかし、現在は、PCの出荷台数の伸び悩みに伴い、カラープリンターも頭打ち傾向にあります。

第3期:2001年~

インクジェット技術が、電子デバイスを作る技術として、大きな注目を集めています。具体的な用途はカラーフィルター、有機EL、DNAチップ、金属配線などですが、その可能性はますます広がっています。しかしながら、インクジェット技術は非常に奥が深く、開発そのものが非常に困難であり、実用化までには時間のかかる用途もあります。


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