インクジェットの研究開発を行う際、まず検討するのはヘッドや描画装置、液滴観察装置ですが、これ意外にも実験する際に必要となる機材があります。
ヘッドを実験に使用した後は、洗浄を行って次の実験まで保管しておく必要があります。
洗浄が不十分であれば保管中に目詰まりをおこすリスクが高くなります。
この必要だけれど面倒な作業を自動化し、担当者のスキルに依存することなく安定的に洗浄を行うことを可能にしたのがヘッド自動洗浄装置です。
また、通常ヘッドのノズル先端のメニスカスには微負圧を印可しておく必要があります。
メニスカスに正圧がかかっていると、メニスカスが破壊された際に、液は全部流出してしまいます。
これを避けるために非常に小さな負圧を安定的に印可しておく必要があります。
圧力状態を監視しながら常に設定した負圧状態を保つ装置が自動圧力制御装置です。
この装置にはノズル目詰まりを解消するクリーニング(パージ、プライミング)を行う際に必要となる大きな正圧も同時に発生することができる装置です。
インクジェットは研究目的に応じて最適な装置が異なりますので、目的よりご選択ください