インクジェットの研究開発に必要な装置選定はその後の研究に大きな影響を及ぼすため慎重に行う必要があります。
選定を行いやすくするために、いくつかの選定方法が下記に示されています。
描画できる最小線幅は約30µmです。ナノメタルインクにより微細な回路やセンサーの作製が可能です。
インクジェットの得意とする膜厚は数µm以下の薄膜です。これ以上厚い膜厚は重ね塗りやUVインクで実現できます。
液滴体積のバラツキはCv値で2%以下です。この特徴を活かしバイオ分野では分注技術に応用されています。
1液滴毎のバラツキが非常に小さいためこの特長を活かして粒子製造技術にもIJ技術は応用されています。
細胞の吐出は比較的容易に実現できますが、1滴に確実に1細胞を含んだ状態での吐出を実現する方法があります。
インクジェット研究開発の第一歩は液滴の観察や計測から始まります。それに適した独自に開発した機器を紹介します。
CAD等から変換した描画データに対して液滴配置間隔や描画条件の最適化を行うための評価装置の紹介です。
7方式ある3D造形原理の中でIJ技術を応用した結合剤噴射法と材料噴射法に対応した3Dプリンターの紹介です。
研究開発の初期段階では実験ノウハウも少ないため、シンプルで使いやすい実験機材の選択が重要です。
研究がある程度進んだ段階では様々なパラメータを可変しての実験や目的とする試作ができる高性能な基材が必要です。
研究開発の次の段階は量産試作や実際の生産になります。この生産段階で使うための機材が用意されています。
ピエゾ方式のマルチノズルIJヘッド及びシングルノズルヘッドを紹介します。このシングルノズルは主にバイオ用途です。
シングルノズルヘッドとヘッドコントローラ観察カメラや固定ステージからなる基礎実験用キットです。
液滴の速度や体積を画像処理により自動で計算する専用のソフトウェアです。一度に8ノズルの計測が可能です。
LED光源とコントローラ、カメラから成る液滴観察用キットです。自社装置へのビルトインも可能です。