研究開発情報

ライフサイエンス専用インクジェットヘッドとは?

従来分注技術による微量スポッティングの課題

試薬、タンパク質、ペプチド、DNA、多糖類などをはじめとするバイオマテリアル液材料を微量スポッティングするために、従来から電磁バルブ、ディスペンサ、ピン(ニードル)による分注、スポッティングが主に使われてきましたが、以下の課題がありました。

従来技術による微量スポッティングの課題

  • 液材料のスポット精度のバラツキが大きい
  • スポット形成速度が遅く、大量生産に向かない
  • スポット径が大きすぎて、チップの高密度化が行えない
  • 液材料のムダが多く、希少で高価な液材料を使えない

従来課題の解決方法

これらの解決のためにプリンターとして使われているインクジェット方式も検討されてきたのですが、実はインクジェットは水の様に粘度が低く、表面張力が高い液体の安定吐出が一般的に困難です。
また、サンプルを数cc準備する必要があるなど、ライフサイエンスでの応用にはいくつも課題がありました。

そこで当社ではこれらの課題を解決するためにバイオ・ライフサイエンス専用インクジェットヘッド “GlassJet” を開発しました。
“GlassJet”なら、ライフサイエンスで使用される純水などの低粘度液でも、Φ100µm以下でばらつき少なく高精度なスポット形成を実現可能です。

“GlassJet” の詳細はこちら

バイオ・ライフサイエンス専用インクジェットヘッド “GlassJet”

当社が開発したバイオ・ライフサイエンス専用インクジェットヘッド “GlassJet” は、以下の特徴を有しています。



純水の吐出が可能

今までのインクジェット技術では、水が吐出できないと言われていましたが、当社が開発したバイオ・ライフサイエンス専用インクジェットヘッド “GlassJet”では、純水の表面張力である 73 mN/m でも吐出可能です。

ヘッドを複数並べてアレイ化が可能


今までのインクジェット技術では、多種類の液を同時に吐出できませんが、“GlassJet”では、1ノズルヘッドを複数並べることでアレイ化し、多種類の液を同時に吐出可能です。

微量充填を実現

今までのインクジェット技術では、デッドボリュームの大きさが課題でした。“GlassJet”では、液流路の簡素化かつ吸上げ対応化により、微量充填を実現しました。

かんたんにヘッドを洗浄可能

今までのインクジェット技術では、ヘッドの洗浄が困難でした。“GlassJet”では、液流路の簡素化により、洗浄が容易となり、繰り返し利用が可能です。

バイオ・ライフサイエンス専用 “GlassJet” 搭載装置

バイオ・ライフサイエンス専用インクジェットヘッド “GlassJet” 搭載装置として、以下に示すライフサイエンス用装置を提供しています。

⟺ スクロールできます
バイオ・ライフサイエンス専用インクジェット微量分注装置
                

微量な液材料を吸い上げて自在に分注やパターニングを実現する卓上サイズのインクジェット装置です。自動洗浄により1ヘッドで多種類の液材料のハンドリングが行えるため、卓上で試作試験を行うことができます。

“LaboJet-Bio” の詳細はこちら     
バイオチップ製造用インクジェット装置
                

最大12本のインクジェットヘッドを搭載し、多種類の微量試料液を吸い上げて、ピコ~ナノリットルで自在な分注を実現したバイオチップ製造装置です。各種バイオチップに対応しており、生産量に応じて装置カスタマイズも可能です。

“NanoJet” の詳細はこちら


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