1個の球状液滴となるよう液滴速度を遅くして実験する
インクジェットの研究開発に長年携わっている中で、これはやめた方がいいという研究例を紹介します1滴からなる球状の液滴を吐出できるよう、液滴スピードを遅めにして実験する
インクジェットヘッドから吐出される液滴は本来写真のように液柱状になります。
市販のカラープリンタではほとんどこのような液の出方をしています。
しかしこのような液滴は空間で複数の液に分離するため工業用途で非吸収面の基板に着弾させた場合、着滴形状がばらついたり、ムラになったりするため、1滴の球状の液滴を作ろうとします。
これを作ることはさほど難しくなく、インクジェットヘッドの駆動電圧を低めに設定すれば実現します。
しかしこの状態では液滴のスピードが3m/s以下となるケースが多く、別の問題を引き起こします。
実験室レベルでのサンプル作製はこれでもいいかもしれませんが、やがてこれは間違いであることに気づく時が来ます。
MICROJETでは液滴スピードを落とさずに1滴の球状液滴を形成できる技術やノウハウをもっています。
単純に電圧を下げて1滴からなる球状液滴を形成することはやめた方がよいでしょう。
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