年頭のご挨拶 マイクロジェット 代表取締役 山口修一
2021.01.05
明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引立てを賜り、誠にありがとうございました。
マイクロジェット&3Dプリンター総研の山口でございます。
年頭に当たり、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
昨年の年初より続く新型コロナウイルスの感染拡大は1年を経過した今も収束の目処は立たず、引き続き個人の生活やビジネス現場に大きな影響を与えています。
もともと時代の大きな変わり目にあったところに、この問題が発生し、変化のスピードやDX分野への取り組みがより加速されました。
リモートワークやWEB会議といった、これまでにないビジネスの取り組みが、1年ですっかり浸透した感があります。
当社においても、今が変化するチャンスと捉え、新しい取り組みを積極的に取り入れました。
具体的には、
- WEBで学べるインクジェットセミナーの開講
- WEBによる技術専門セミナーの開催
- WEBを活用したリアルタイムでのリモート受託実験サービスの開始
- WEBによる技術説明や商品説明機会の提供
- WEBを活用した新卒会社説明会の開催
これらにより、これまで以上に技術情報や商品情報への容易なアクセスを可能とし、時間や場所による制限をなくすサービスを実現しました。
また、自社の持つインクジェットや3Dプリンティングの装置や技術を活用することで、新型コロナウイルスの対策に関し、何かできることはないかを検討し、以下の取り組みを行いました。
- 3Dプリンターでフェイスシールド100セットを製作し、都内の病院へ寄贈
- インクジェット技術を用いた抗体塗布装置の開発 近日発売予定
一方、足下を見れば、日本は残念ながらDX分野では大きく世界に遅れをとっている現実を突きつけられました。
確かにデジタル情報を活用したサービス分野では出遅れてしまいましたが、ものづくり分野では、まだこれからが本当の普及、活用期に入ります。
中でもデジタルデータと相性が良いのが「インクジェット」や「3Dプリント」技術です。
日本が得意とする、現場に密着しての擦り合わせ技術を活用すれば、まだまだ挽回のチャンスはあると考えています。
当社ではこの2つの技術を、国内の研究開発者の皆様にこれまでよりも格段に使いやすい装置やサービスとして提供すべく研究開発を続けております。
皆様におかれましても、是非このインクジェットや3Dプリント技術を自社の次世代ものづくり技術としてご活用いただければ幸いです。
最後になりましたが、テクノロジー分野で新しい取り組みができるのも、医療機関をはじめとして社会インフラを支えている方々が、コロナに負けず現場で黙々とその使命を果たしていただいているおかげと認識しております。この場を借りて感謝申し上げます。
ワクチン接種も各国で始まり、遠くに出口の光が見えてきました。
スタッフ一同、夢や希望を持ってアフターコロナを見据えてチャレンジを継続していく所存です。引き続きご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
当社に関わる全ての皆さまのご多幸とご繁栄をお祈りして、新年のご挨拶とさせていただきます。
2021年 元旦
株式会社マイクロジェット
株式会社3Dプリンター総研
代表取締役 山口修一