代表メッセージ
成長し続ける人生を
インクジェット技術への挑戦と成長
思い起こせば、私がインクジェットに初めて関わったのは、
35年前に大学の同期の誰も社名を知らない企業に
就職した直後からです。
大学で流体力学を専攻していたという理由で、
液体を扱うインクジェット技術の開発部門に配属されました。
しかし後で知ったことですが、このインクジェット技術は
世界の名だたる企業が10年以上にわたって開発をし、
その多くの企業が断念した技術だったのです。
案の定、開発は難航を極め、
気づけば10年近い歳月が経っていました。
会社の継続的な支援や執念を持ち続けて取り組んだ結果、
ついに世界初の写真が印刷できるプリンターが完成しました。
はじめて0から1を生み出した瞬間です。
新たな挑戦への決意
インクジェット技術をとことん追求する過程で、
「この技術を応用すれば今までにない方法でモノがつくれる」
ということに気づき、
もう一度、0から1を生み出すチャレンジがしたくて
マイクロジェットを創業しました。
企業は、0から1、1から10、10から100へと
事業を成長させていく必要があります。
0から1を生み出すチャレンジがしたければベンチャー企業、
1から10なら中堅企業、10から100なら大企業です。
大企業は分業が徹底され、システムが完璧で
安定的にモノが生み出される、いわば完成された形です。
一方、ベンチャーは未完成なシステムの中で、
走りながら考え、さまざまな仕事を担当し、
世界初にチャレンジし続ける楽しさがあります。
ともに挑戦を楽しもう
分業ではなく、広いネットワーク、深い専門性を持ち、
世の中に影響を及ぼしたという実感を得られる組織でありたい。
開発者として経験したあの世界初を成し遂げたときの充実感を、
そしてその製品が人々の生活を大きく変えたあの経験を、
ぜひみなさんにも体験できるような場を提供したいというのが
私の会社を作った動機の一つです。
常に挑戦し、自分たちで作り上げていくベンチャー企業でありたい。
来たれチャレンジャー。
株式会社マイクロジェット 代表取締役 山口修一